加藤昭二氏寄贈品

三河屋彦八気配りの大小文政十二年己丑(1829)

三河屋彦八気配りの大小

文中に大の月、図「丑小、正三五七十」に小の月を示している。

例年の通り三河屋がきく ばりのすり物長寿三人の よわひ(齢)を合わすれハ万才よりも ましてめでたひめでたひ
助ハみうら氏(三浦義明)て 其齢ひ百才東方 さ(東方朔)が千歳 浦ま(浦島)太郎ハ三千才 世界十二で上(かみしも)ともに うらやまざるハなし みなさまあやかり給ふ へし  
日をもって かそふる筆の 命毛も ながく栄ふる 四方の御得意    
大伝馬町弐丁目 三河屋彦八

算ちがい摺物安政四年丁巳(1857)

算ちがい摺物

町人が算盤を弾いています。なじみのある九九を用いています。小々を「小正」と書き、掛算の5×7=35を「5×7=34」と間違えて、小の月を表している

小正 さんちがい 閏五七三十四

猿使いの図 閏山人摺物安政六年己未(1859)

猿使いの図 閏山人摺物

猿使いが大の月、正、三、六、九、十一、十二。猿が小の月、二、四、五、七、八、十を表している

鶏の図 香石画摺物万延二年辛酉(1861)

鶏の図 香石画摺物

二羽の鷄で大小を表現。親鳥(奥)が大の月、二、三、五、七、九、十二。若鶏(手前)が小の月、正、四、六、八、十、十一を表している

犬の図 掛軸仕立て摺物文久二年壬戌(1862)

犬の図 掛軸仕立て摺物

戌年なので犬の絵。文中が大の月、犬の絵の下に小の月が記されている

大正たいしょう(おおまさ)をみなろこべくるとしもどふもやめれもならぬ

略暦 住吉踊り文久二年壬戌(1862)

住吉踊り

住吉大社は兎が神の使いなので、卯の日が吉日。暦には月の大小と卯の日を表している

大の月:正月{八日/廿日}。三月{九日/廿一日}。四月{三日/十五日/廿七日}。六月{四日/十六日/廿八日}。八月{五日/十七日/廿九日}。九月{六日/十八日/丗日}。十一月{七日/十九日}
小の月:二月{二日/十四日/廿六日}。五月{九日/廿一日}。七月{十日/廿二日}。閏八月{十一日/廿三日}。十月{十二日/廿四日}。十二月{一日/十三日/廿五日}

略暦 明治三庚午畧見明治三年庚午(1870)

明治三庚午畧見

明治五年までは旧暦。月の大小と主な雑節、暦注を記載している。月の横に、朔日の十二支を載せている

大の月: 二{とり},三{う},五{とら},七{うし},九{ね},十一{たつ}
小の月:正{たつ},四{とり},六{さる},八{ひつじ},十{うま},閏十{い},十二{いぬ}
としとく明のかたさるとりの間万よし
初午二月十日二のむま廿二日。ひがん二月十七日,八月廿五日。社日二月廿二日,八月廿四日。庚申如月廿四日,四月廿四日,六月廿五日,八月廿六日,十月廿七日,霜月廿九日。甲子二月廿八日,四月廿八日,六月廿九日,九月朔日,閏十月二日,十二月三日。入梅五月十七日。半夏生六月四日。二百十日八月六日。土水性の人うけに入五月十七日。酉の市十一月六日。己巳正月三日,三月三日,五月四日,七月五日,九月六日,閏十月七日,十二月八日。夏の土用六月廿二日朝五つ半。冬至十一月朔日。小寒霜月十六日。大寒十一月三十日。八専二月十六日,四月十六日,六月十七日,八月十八日,十月十九日,十一月廿一日。節分正月三日,十二月十四日。月そく七分十一月十六日。

風刺画 陰陽師の災難江戸時代

風刺画 陰陽師の災難

陰陽師 身の上しらず とんださいなんにあひ

類似することわざ
医者の自脈効き目なし/医者の不養生/医者の若死に出家の地獄/学者の不身持ち/駕籠舁き駕籠に乗らず/鍛冶屋の竹火箸/紙漉きの手鼻/髪結い髪結わず/髪結いの乱れ髪/紺屋の白足袋/紺屋の白袴/左官の荒壁/大工の掘っ立て/人相見の我が身知らず/坊主の不信心/椀作りの欠け椀

他に、大小月板、遠眼鏡、方位計、書籍等、計50点寄贈