おおい町暦会館

企画展等

企画展『正月用引札』

幕末から昭和初期、年末年始を彩った広告メディア。80点余りを展示

藤田金左衞門氏所蔵

 正月用引札は、商店が広告を兼ねたサービス品として顧客へ、年末年始に配られたカラフルな図像入りのチラシです。娯楽の少ない昔、どの家庭でも正月用引札を部屋に貼り眺めました。新年ですから、配布される引札は、めでたいものが喜ばれました。
 正月用引札の生産から顧客に届く流れについて簡単に説明すると、①地方の印刷業者が大手の業者(大阪の中井印刷や古島印刷)から図像のみの正月用引札の見本帳を手に入れる。②商店主にその見本帳を見せ個々の注文をとる。③地方の印刷業者は、商店主の注文に応じて大手の印刷業者から引札を購入する。④その引札の余白に地方の印刷業者は商売情報を刷り、商店主に納める。⑤商店主は顧客達に正月用引札を無料で配る。
 正月用引札は毎年配布されるので、図像は年毎に変える必要がありました。大手の印刷業者には、多くの版下絵師を抱えていました。後に日本画の大家になった尾下国観、竹坡兄弟、金森観陽達も在籍していました。
 図像には、七福神等の神仙もの、十二支、歴史上の人物、神話、芝居、花鳥風月、店頭風景等があります。今回は、藤田氏のご厚意により所蔵の引札から八十点余りを展示します。

企画展の内容

  • 一部紹介
  • 開催会場
    おおい町暦会館 TEL/FAX:0770-67-2876
     福井県大飯郡おおい町名田庄納田終111-7
  • 開催期間
    令和2年2月1日(土)〜令和2年3月31日(火) 但し毎週水曜日休館
  • 開館時間
    午前9時から午後4時まで
  • 関連事業
    講 演 会
    • 演題:『暦と年中行事 いま・むかし』ー春の行事を中心にー
    • 内容:古くから、人々は暦をよりどころに日々の生活や季節ごとの年中行事を行いました。そして現代の年中行事の中には、古代に起源をもつものも少なくありません。
      本講演では、日本古代に使用されたさまざまな暦を紹介するとともに、現代でも行われている春(一月~三月)の行事について考えてみたいと思います。
    • 講師:酒井健治氏 福井県立若狭歴史博物館 主査(文化財調査員) 《講師紹介》
      昭和57年(1982)奈良県奈良市生まれ
      平成16年(2004)立命館大学文学部史学科 卒業
      平成19年(2007)大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程修了
        和泉市いずみの国歴史館 学芸員、
        京都府埋蔵文化財調査研究センター  調査員などを経て、
      平成27年(2015) 福井県立若狭歴史博物館 主査(文化財調査員)
      専門 ・奈良時代・平安時代の対外関係・食べ物(若狭とその近隣地域の食、都の食、相互の影響について)
    • 日時:平成2年2月8日(土)午後2時〜3時
    • 会場:おおい町暦会館 研修室
    • 講演会参加は無料ですが、入館料は必要です
    • 20名で満席となりますのでご了承下さい
  • 問い合せ先
    〒917-0375 福井県大飯郡おおい町名田庄納田終111-7
    おおい町暦会館TEL/FAX:0770-67-2876

お知らせ

寄贈品の紹介

寄贈品は暦会館で大切に保管、或は必要に応じ展示します。大切な思い出の品々ありがとうございました。

奈良県在住の吉田様よりベトナム製十二支方位計令和元年6月12日(2019/6/12)

展示中の吉田様寄贈の十二支方位計

吉田氏寄贈

十二支方位計の拡大

十二支方位計拡大図

北海道在住の三栗様より易に関する書籍及び道具平成27年10月22日(2015/10/22)

展示中の三栗様寄贈資料

三栗恵津子氏寄贈
  • 易学秘傳(全)
    柳田幾作/著・明治32年発行・和綴
    著者柳田幾作は高島嘉右護門とともに易の大家で、現在易学の礎を築いた人である
  • 易学通解
    井田亀学/著・明治23年発行・和綴
  • 筮竹二組
    易占で使用される50本の竹ひご。現在は竹ひごの使用が一般的であるが、古くはキク科の多年草であるノコギリソウを使用した
  • 算木
    算木は、元来中国数学や和算で用いられた計算用具である。筮竹を使用する場合、出た八卦を算木に置き換えると便利なので使用される
  • 高松貝陵著書(弘化4年9月発行・和綴)
  • 易 楽山(易学関係語録等・和綴)
  • 擲銭法道具二組(易に使用)

終了した事業(チラシ)