おおい町暦会館

寄贈者及び寄贈品の紹介

寄贈者及び寄贈品の紹介

大切な思い出の品々ありがとうございます。寄贈品は大切に保管、或は必要に応じ展示します。

加藤昭二様より大小暦等50点令和2年2月19日(2020/2/19)

大小暦は、江戸時代に大の月、小の月の並び方を知るために登場した暦です。絵や文章の中に大の月、小の月を織り込み、アイデアやユーモアのセンスを競い、江戸時代に大流行しました。当時、暦の売買は江戸幕府及び陰陽道の土御門家によって厳しく規制されていたため、専ら金品の対価を伴わない贈答品として作成されるのが一般的で、商店などで はがき大程度の大きさで摺り配布・交換されました。大小暦の絵の部分が発展して錦絵となり、後の浮世絵の元となりました。

  • 三河屋彦八気配りの大小 文政十二年己丑(1829)

    三河屋彦八気配りの大小

    文中に大の月、図「丑小、正三五七十」に小の月を示している。

    例年の通り三河屋がきく ばりのすり物長寿三人の よわひ(齢)を合わすれハ万才よりも ましてめでたひめでたひ
    助ハみうら氏(三浦義明)て 其齢ひ百才東方 さ(東方朔)が千歳 浦ま(浦島)太郎ハ三千才 世界十二で上(かみしも)ともに うらやまざるハなし みなさまあやかり給ふ へし  
    日をもって かそふる筆の 命毛も ながく栄ふる 四方の御得意    
    大伝馬町弐丁目 三河屋彦八

  • 算ちがい摺物 安政四年丁巳(1857)

    算ちがい摺物

    町人が算盤を弾いています。なじみのある九九を用いています。小々を「小正」と書き、掛算の5×7=35を「5×7=34」と間違えて、小の月を表している

    小正 さんちがい 閏五七三十四

  • 猿使いの図 閏山人摺物 安政六年己未(1859)

    猿使いの図 閏山人摺物

    猿使いが大の月、正、三、六、九、十一、十二。猿が小の月、二、四、五、七、八、十を表している

  • 鶏の図 香石画摺物 万延二年辛酉(1861)

    鶏の図 香石画摺物

    二羽の鷄で大小を表現。親鳥(奥)が大の月、二、三、五、七、九、十二。若鶏(手前)が小の月、正、四、六、八、十、十一を表している

  • 犬の図 掛軸仕立て摺物 文久二年壬戌(1862)

    犬の図 掛軸仕立て摺物

    戌年なので犬の絵。文中が大の月、犬の絵の下に小の月が記されている

    大正たいしょう(おおまさ)をみなろこべくるとしもどふもやめれもならぬ

  • 略暦 住吉踊り 文久二年壬戌(1862)

    住吉踊り

    住吉大社は兎が神の使いなので、卯の日が吉日。暦には月の大小と卯の日を表している

    大の月:正月{八日/廿日}。三月{九日/廿一日}。四月{三日/十五日/廿七日}。六月{四日/十六日/廿八日}。八月{五日/十七日/廿九日}。九月{六日/十八日/丗日}。十一月{七日/十九日}
    小の月:二月{二日/十四日/廿六日}。五月{九日/廿一日}。七月{十日/廿二日}。閏八月{十一日/廿三日}。十月{十二日/廿四日}。十二月{一日/十三日/廿五日}

  • 略暦 明治三庚午畧見 明治三年庚午(1870)

    明治三庚午畧見

    明治五年までは旧暦。月の大小と主な雑節、暦注を記載している。月の横に、朔日の十二支を載せている

    大の月: 二{とり},三{う},五{とら},七{うし},九{ね},十一{たつ}
    小の月:正{たつ},四{とり},六{さる},八{ひつじ},十{うま},閏十{い},十二{いぬ}
    としとく明のかたさるとりの間万よし
    初午二月十日二のむま廿二日。ひがん二月十七日,八月廿五日。社日二月廿二日,八月廿四日。庚申如月廿四日,四月廿四日,六月廿五日,八月廿六日,十月廿七日,霜月廿九日。甲子二月廿八日,四月廿八日,六月廿九日,九月朔日,閏十月二日,十二月三日。入梅五月十七日。半夏生六月四日。二百十日八月六日。土水性の人うけに入五月十七日。酉の市十一月六日。己巳正月三日,三月三日,五月四日,七月五日,九月六日,閏十月七日,十二月八日。夏の土用六月廿二日朝五つ半。冬至十一月朔日。小寒霜月十六日。大寒十一月三十日。八専二月十六日,四月十六日,六月十七日,八月十八日,十月十九日,十一月廿一日。節分正月三日,十二月十四日。月そく七分十一月十六日。

  • 風刺画 陰陽師の災難(江戸時代)

    陰陽師の災難

    陰陽師 身の上しらず とんださいなんにあひ

    類似することわざ
    医者の自脈効き目なし/医者の不養生/医者の若死に出家の地獄/学者の不身持ち/駕籠舁き駕籠に乗らず/鍛冶屋の竹火箸/紙漉きの手鼻/髪結い髪結わず/髪結いの乱れ髪/紺屋の白足袋/紺屋の白袴/左官の荒壁/大工の掘っ立て/人相見の我が身知らず/坊主の不信心/椀作りの欠け椀

  • 他に、大小月板、遠眼鏡、方位計、書籍等、計50点

吉田宏志様よりベトナム製十二支方位計令和元年6月12日(2019/6/12)

ベトナムで購入された十二支方位計

十二支方位計拡大図

三栗恵津子様より易に関する書籍及び道具平成27年10月22日(2015/10/22)

  • 筮竹二組(写真右上)・算木(写真右下)・擲銭(写真左下)

    筮竹算木擲銭
    筮竹二組
    易占で使用される50本の竹ひご。現在は竹ひごの使用が一般的であるが、古くはキク科の多年草であるノコギリソウを使用した
    算木
    算木は、元来中国数学や和算で用いられた計算用具である。筮竹を使用する場合、出た八卦を算木に置き換えると便利なので使用される
    擲銭
    筮竹同様易の道具。放り投げて表裏で占う
  • 易学秘傳(全) 柳田幾作/著・明治32年発行・和綴
    著者柳田幾作は高島嘉右護門とともに易の大家で、現在易学の礎を築いた人である

    易学秘伝表 易学秘伝中
  • 易学通解 井田亀学/著・明治23年発行・和綴

    易学通解表 易学通解中
  • 高松貝陵著書(弘化4年9月発行・和綴)

    高松貝陵著
  • 易 楽山(易学関係語録等・和綴)

    楽山